2年前の今頃は

抜けるような青空の色が深くなっていっても大きな変化はなく。
長い夜を二人で戦い、朝が来て、翌日の夜になって。


隣にいた男は肝心要の時にはやはり無力でした。
でもそれは致し方のないこと。
いてくれただけでも十分に価値のあることだから。


40時間の痛みに耐え抜いた2年前の私と君に、今夜は発泡酒で乾杯しよう。
夜中に今でも私の乳房に吸い付いてくる君のために、飲むのは少しだけにしておくよ。