口の粘膜で角膜再生。(大学院はてな)

口の粘膜から、さまざまな組織に分化、成長する能力がある幹細胞を取り出してシート状に培養、角膜の上皮に障害がある患者の治療に使う臨床試験を西田幸二(にしだ・こうじ)大阪大講師(眼科学)らが行い、患者の視力が回復したと、十六日付米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表した。

口の粘膜って中学校の理科なんかで観察しましたっけ。懐かしい。
角膜移植と違って拒絶されないところがミソですね。
しかしここでもやはり角膜「上皮」。
知人の眼科医から聞いたところでは上皮は培養が容易、かつ移植も(上から乗せるだけだし)簡単とのことですが、内皮はそうは行かないらしいです。
今後の研究で内皮も再生できればいいのにね。


そして、コンタクトレンズの装用によって傷つくのは上皮ではなくむしろ内皮。
コンタクトレンズと角膜内皮傷害については以下のページがわかりやすく詳しいです。常用されている方はご注意を!(使っている人には常識なのかな)
http://allabout.co.jp/health/familymedicine/closeup/CU20011218A/?FM=cukj&GS=eye