生徒の血液使い理科授業

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041102-00000065-kyodo-soci
中学校教師が生徒に針で指を刺させて血液を出させ、それを顕微鏡で観察させたのが問題になったということです。
スメアーでギムザ染色したんだと思いますが
http://www3.kmu.ac.jp/anat1/sch2002/2002/sr53.html(参考)


実はもっとすごいことかと思いました生徒同士で採血させたりしたのかと。<無茶です


もちろん先端恐怖症の方などもおられますから、配慮が足りないと言われても仕方がないことだとは思います。
実際の授業のやり方としては先生の分のプレパラートをあらかじめ作っておいて見せればそれで良かったのでしょうけれど。
けれども。
んー…。
私の感覚がずれているのだとは思うのですが、これでショックで泣き出した生徒さんは予防接種の時なんかはどうされているのでしょうか?
血が流れる様子を見てショックならば目を背けていればよいのでは?
とちょっと冷たく考えてしまった記事なのでした。


私が中学生の時には魚の解剖*1の授業なんか受けましたけど、もしかして今はそういう授業もできないのでしょうか。
確かに見てられない、と実際の操作から離れていた同級生はいましたが。
魚をさばくのは料理と大して変わらないし(マウスやラットに感情移入するのは分からなくもない)
指先を針で突けば血が流れるのは当たり前の生命現象なんですけれど…


追記。
ちょっとひっかかっていたのは「話し合いやじゃんけんで針を刺すコを決めた」というところでした。
またしても個人的な経験談になっちゃいますが、やはり中学生の時「頬の内側の粘膜を採取して顕微鏡で観察する」という授業がありました。
スプーンでかるく頬の内側をひっかいて、くっついてきた粘膜をスライドグラスへ塗り、観察したんですけれど
上記のニュースと同じくグループで1人、じゃんけんか何かで選出されたのですが、それはそれはみんな嫌がったものでした。
自分の口の中身…口臭をイメージさせるものをみんなの眼前にさらけ出すのが嫌だ、というのと
今回のニュースになったできごとを同一視することはできませんが
奈々子ねえさまからトラックバック頂いたようなできごと(id:hisamura75:20041102#1099376674)もあったかもしれませんし、
いじめまで行かなくてもちょっと村八分になっている子が粘膜係(なんだそりゃ)になったらぶつぶつ文句を言われていたりとか、そんなことが上記のニュースでもあったのかなぁなんて想像してしまいました。

*1:なんと魚屋さんで購入したアジでした