M-1グランプリ見ました

学校を休んでる間に授業が進んじゃってて、慌てて家で勉強してきた感じ。
やっと話題について行けます(^^;

それぞれに独特の路線がありますよね。
コントや漫才の路線を踏襲しつつ、自分たちオリジナルの新しさを求めているのでしょう。
でも、それを大観衆の「笑い」にまで高めるのは並大抵の人にはできないことでしょう。
決勝に進出したコンビはそれだけでも十二分に価値があるのだと思います。
以下はネタばれありなので、ひょっとしたらいるかもしれない録画してみていない方のために一応隠しておきます。


それにしてもキーワードからのリンクが恐ろしいことになっているものですね。
普段お笑い関係の情報を書かないので分かりませんが、ここまでみんなが常日頃お笑い情報を気にしているとは思えない。
と言うことはM-1グランプリによる漫才復権か!?
じゃなくて、紅白なんかと同じ、単なる年中行事ってことなんでしょう、ね。<悲観的?


昨日は一日冷や冷やものだったのですが、ついうっかり別のキーワードを辿っていったとある日記で「南海キャンディーズ」を。
そしてついうっかりid:yoshimix_01さまのところで「アンタッチャブル」を見てしまったんですよ。
キーワード説明とかヤフーニュースなんかは薄目(笑)で見るようにしていたのにいぃぃ。


というわけで、この二組はファイナリスト(っていうの?)なんだろうなーとか思いながら見始めた訳なんですが。
見出すとそんなこと忘れちゃった。


最近あまりTVを見られないので、名前を知らない方やほとんど見たことがないコンビもいたんですが(南海キャンディーズも3回目ぐらいだった)
去年はあんなに新しく見えた笑い飯は、逆に見慣れてしまったのかもしれません。
麒麟あたりも同様。


千鳥はいわさるさん(id:iwasaru:20041226#p1)も書いてましたけど、賞には向かないのかなー。という感じ。
途中で彼ら自身が笑っちゃわずにもっとテンションあげていけば楽しめたかなと思います。
ちょっとゆるーい雰囲気でしたね。
あと、世界を作るなら完璧にしないと審査員さんに突っ込まれちゃうのか、とか思いました。
独特の世界という意味ではPOISON GIRL BANDは目新しかったですね。はじめて見た、というのもあるけど。


ところで、トータルテンボスとか、タカアンドトシって東京のお笑いの人だと思っていたのですが、吉本所属なんですね。しらなんだ。
後、東京ダイナマイトはもっといけると思います(何が?)
「昨日の晩もしかしたら優勝できるかもと思っていた自分を殺してやりたい」というコメントが素敵。


全体を見終わって思うのは、1+1=2じゃなくて、100にも200にもなりうる、ということ。
個人のおもしろさはもちろん重要なんだけど、でもそれはR-1グランプリ(でしたか?)に譲ればいいことで、コンビだからこその味、というかお互いのキャラクター性をうまく生かしあえた組がやっぱり受けているし、審査員からも高得点をたたき出していると思いました。


ただ、どかんどかんと笑いをとるのだけが漫才のおもしろさや評価基準じゃないとも思うんですよね。
例えば、アンタッチャブルからあのテンションの高さをとってしまうとどうなるんだろう、と大笑いの後の虚脱感と共にちょっと不安になってみたりしておりました。
歴代の受賞者のように、漫才でネタを披露する以外の場面でも活躍することを期待したいです。


そんなわけで私は中田カウス師匠と同じく南海キャンディーズに一票入れたかったのです。
カウス師匠は全体的に点が甘いんだけど、ただただ盛り上がる笑いを求めているわけではないように感じました。
そういう視点は松っちゃんにも(また違う方向性で)あったと思うので、彼が審査員にいなかったのはやはり残念です。
大竹まことさんは今まで同様辛口でしたけど…もう少し審査員のヴァリエーションがあった方が盛り上がるのではないでしょうか。
それこそ、ビートたけしさんやウッチャン(ナンチャンではなく)がいたらひょっとして順位の変動があったかも、と思います。
あと、春風亭小朝師匠*1が久々に見られて嬉しいですな♪


蛇足。
ネタ順抽選の時に出てきたレスリングの吉田選手、ボケ具合と今田氏の突っ込みと決勝進出者のずっこける感じが新喜劇風で楽しかったです。
今になってみるとふと思い出すのはその場面だったりする。


(色々随時追記予定)

*1:と言えばもちろん「三匹が斬る