大脱走パート2

id:aorenjar:20040623コメント欄より、長くなるので派生。
かつてゼノパスと共にミミズ*1を飼っているラボにいました。
ゼノパスは水棲なので水槽にうようよ入ってて、
昼間は沈んだり泳いだりわしわし餌をかきいれたり鼻だけ出してだらーんとのびきったりしてるわけですが
夜になるとなにやら興奮するみたいで鳴くわびよんびよん跳ねたり(水中で)するわで大騒ぎでした。
そこで勢い余って飛び出す輩がいたようです。
一応蓋はしていたのですがその隙間をかいくぐったり、鼻面で蓋を押しのけるパワフルさんもいたなぁ…(遠い目)
丸々太ったゼノパスは体力もあるし、ちょっとぐらいの衝撃*2ではびくともしないようで、
忘れた頃に廊下の隅っこあたりでほこりまみれになって発見されたりしていました。
両生類の悲しさで、体が乾燥するとぐったり。
そういうヤツはなんだか目もうつろです。


マウスもそうだけど、見つかってもどうしようもないんですよね。
何らかのラベルが付いていたとしても、もはや実験に供することは出来ません。
しばらく学生のペットとして飼われていたりしても、いつの間にか姿を消している、と言うのが日常でした。
彼らは何処へ行ったんでしょうね……


ちなみにミミズはオートミール入りアガロースプレートで飼っていましたが(多分。私が使ってたわけじゃないのでよく分かりません)
これまたプレートの隙間から脱走しているヤツもいましたねぇ。
とはいえ体長1cmなんでこれは実害なしです。
自由の世界に飛び出してまもなく乾燥死。
乾燥しなくても実験でプチプチ切られて(砕片分離)死。
そして再生。
ミミズってすばらしぃ!

*1:ヤマトヒメミミズ。この二つで何処のラボか一瞬で分かってしまうマイナー実験動物

*2:例えば1.5mの高さからコンクリートの床に落ちるとか