短歌日記ゴッゴル2

既に今月のかんたん短歌blogのテーマ「恋」よりもたくさん詠んでいるゴッゴル短歌。
相変わらずへぼですみません。

ゴッゴルで笑いあえてたあの頃に帰りたいなんて言ってあげない。(伊織はるか)

槇原敬之風味ですかね。
もうこいなんてしないなんていわないよぜったい、みたいな。

(以下妄想ショートストーリー)

昭和40年代に子供時代を過ごした彼と彼女が小学校の同窓会で再会します。
彼はいわゆるガキ大将、彼女も負けず劣らずのお転婆娘でした。
今では彼はある会社の重鎮となっており、彼女はテーブルコーディネーターとして奥様方のあこがれの的です。
二次会を抜け出した二人は、静かなバーに足を運びました。

大勢でのにぎやかな時間の中では話せなかった、二人だけの思い出をぽつり、ぽつりと語りあいます。
しかし、彼女は気づいていました。


本当に彼が言い出したいのはそんな内容ではないのです。
経済的に余裕ができ、子供たちも独立した今、もう一度二人で。
つまり、そういうことです。
お互いに家庭もあるのに、なんて言葉で納得する彼ではないでしょう。
放課後に毎日2人が遊んでいたゴッゴルではいつも暗殺者として無謀な突撃をしていたあの頃から、全く変わっていないのです。


「また、一緒に…」
それでも言いあぐねていたらしい彼が口を開こうとしたその時
上品な溝が刻まれた口元を僅かにほころばせて、彼女は言いました。
「来月、わたしおばあちゃんになるのよ。素敵でしょう?」

今回は他人様の設定を恥ずかしげもなくパクってお借りしてみました。
(id:kuippa:20041018#p3さま、勝手にごめんなさい)
昭和40年代に小学生ということは30年代生まれぐらい
…うちの親っ!


というわけでした。うーん。本来の意味でのやおいだ。
本日のゴッゴル…昭和40年代に子供たちの間で流行ったかくれんぼとドロケーをあわせたような遊び。
私の地元では「ケイドロ」でした。「探偵」とどうちがうのかしら。