Sf9細胞培養中

今から起こしたところで今年中に浮遊培養までできるのだろうか……?
初めてのお子様が生まれたばかりのセンセに年末年始の培養は任せとけ、とかいわれても。
えー。
流れとしては25平方フラスコ→75平方フラスコ→300mlスピナーフラスコ→3000mlスピナーフラスコ→バキュロウイルス感染→タンパク質発現どーーん!という華麗な計画なわけですが。
なかなかの気むずかし屋さんでなかなかいい調子でおきてきてくれない細胞さんたちが、これからどれだけ増えてくれはるのかが勝負です。


で、昆虫細胞といえば今までわたくし、High Fiveしか使ったことなかったのです…
Invitrogenのプロトコルを見てみるとDoubling time*1がHigh Fiveで12時間。Sf9で72時間。
…。
72時間て。


だめっぽいorz


ちなみにスピナーでの浮遊培養にはW研さんのセルマスターなる納品後全く使われていなかったらしい製品を使います。
http://www.wakenyaku.co.jp/pro/products/waken-03.asp
27℃で培養しろといっているのに部屋がないからという理由でシークエンサーやリアルタイムPCRと同じ部屋に押し込められていたかわいそうな子…!
使うときももちろんエアコンの温度設定27℃で行っちゃいます。腹巻(ヒーター)つきとはいえ、大丈夫なのかな。


わざわざ開発部の社員さんが使い方、セットアップの説明に来てくださるそうでありがたいことでございます。
機械の取り外し方さえも分かる人間がいませんからっ。
最初に設置しに来た人の説明もまずかった上に、使わなかったので説明を受けた人間も使い方を忘れてしまったらしい。
宝の持ち腐れとはまさにこのこと…

*1:1個が2個になるまでの時間と理解しておりますがよいのでしょーか。