生めよ増やせよ研究者

奈々子ねえさまに振っていただいた(http://d.hatena.ne.jp/hisamura75/20060302)のでちょっと考えてみた。
ありきたりの考えしか出てきませんでしたorz


北沢かえるの働けば自由になる日記
自然科学系ポスドク夫婦はキャリアを積みながら子供を持てるか否か。
リンク先(大手小町)が読めなくなっていたのですが、こういう質問している時点で子供を産み育てる自信、というかやる気がないんじゃない?とか、私も思いました。
見切り発車してしまった私よりはそりゃもう100倍くらい立派で計画的だと思いますけどねっ。ううう。


正直なところを言えば。
人生いろいろだからいいんちゃう?夫婦二人でなかよくやってったらええやん。
子供いらんってのも、それも一つの人生やん?
仕事が第一でもかまへんって!

で…そういう人ほど子供ができちゃったらでれでれになるかもしれないし、ならないかもしれないし。
それこそ、「やってみなけりゃわからない」というものです。


大手小町」内でコメントが出ていたのかどうか知らないけど、32歳って結構悩めるお年頃かもしれません。
いざ子供を、と思ったとして、妊娠可能かどうかも分からないし(男女どちらかor双方の受胎能力の問題とか)、その問題がクリアされていた*1としてもすぐできるとは限らない。
もし不妊治療を受ける必要があるとしたら、若いうちの方が効果が出る可能性は高い。


でも、「子供」が生まれると、生まれる前にはどうしたって戻れないのですよね。
子供と一緒に生きていく以上は。
そういう不可逆的な変化を許容するだけの覚悟がなければ、つらいかもしれません。
仕事への制約だけではなく、人間関係も変わってくるし、休日に朝から晩までゲームはできないし、東の空が白むまでミステリを読みふけることもできない。(自分にとって辛いことがよく分かる文章だな…)
だけど私の経験から言えば、子供と一緒だから見えてくる新しい世界もあったし、「命をなげうっても惜しくない」存在に出会えた幸せを感じることもできたわけで。
一方、相対的に仕事へ注ぐ愛情?力?が減ってしまった=キャリアや生涯賃金を削って生きているということも事実です。
んー。両立できてない。
それでもかまへん!この子がいれば!
そう思える存在に出会えたことに驚きつつ、感謝しております。。


この手の話はどうしても自分語りになってしまいますよね。
子供を抱きながら論文を書いてきた女性研究者だとか、
企業戦士以上に家庭を顧みずに働き続けてきた男性研究者だとか。
考え無しに*2学生結婚したヘタレ研究者もどきだとか。
うわあ、やっぱりダメダメだ…自分。


周りに迷惑をかけている点は、ほんとごめんなさいとしかいえないけど。
周囲が払っている犠牲や負担に対してリターンを返せているとは全く思えないけど。
受け入れてくれているかたがたに感謝しつつ。
4月からも頑張りたいと思っています。

*1:妊娠可能であることが分かっている…?

*2:そんなこともないが明らかにそう見えるだろう