邪馬台国はどこですか?

邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)

邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)

読了。
最近ちょっぴり短編集ブームです。


すこし前に一世を風靡した覆面作家(だけど卒業大学は公表されているのですね。なんだそれ)による歴史ミステリ。
会話文で謎の提起と解決が立て板に水と行なわれるので、話の中に入り込む間も疑問を持つ間もなく、
あれよあれよと「探偵」による「真実」がお皿に載せて出されてきます。
料理はおいしいけれどシェフのオススメしか出さないレストランといったところ?


うーん。105円で買ったから文句は言えないけど…あまりにもさくさくと読んでしまいました。
日本史好きの方が通勤電車内なんかで読む感じにはよいかも。
平易な日本語とテンポのいい文章は好きです。
長編も読んでみたいな。
この方のほかの作品で読んだことがあるのは「なみだ研究所へようこそ」のみなのです。