反則だ

The MANZAI(ザ・マンザイ) (文学の泉)

The MANZAI(ザ・マンザイ) (文学の泉)

あさのあつこ作品の導入部分はどれもヒキョウだと思います!(ハアハアしながら)
基本ボーイミーツボーイですもんね。
特にこれはもう女子を腐海へ引きずり込もうとしているとしか思えない。
いきなり小柄な転校生に向かって、大柄な関西弁少年が「つきあってくれ」って告白…から始まるとか、もう。どうなのよ。(好きだよ)


The MANZAI COMICS (ピュアフルコミックス)

The MANZAI COMICS (ピュアフルコミックス)

あと、この絵柄もどうかと思う。
(BEなんとかコミックスっぽく見えてしょうがない)

リアル少女時代に読みたかったです。
多分読んだらのたうち回ってた。(今ものたくってます)


コメント書くつもりが長くなったので、追記。
我ながら散漫です。



あさのあつこ作品の中でちゃんと読んだものは今のところこの「The MANZAI」と「No.6」の1巻なのですが、ナチュラルにボーンしたアレゲっぷり…は客観的に読み込んでいるわけではないので…よくわかりませんです。
だいたい男性キャラが複数で出てきたら掛け算せずには気がすまず、重箱の隅でもつつくように深読みできる表現を探してしまうのは腐った女子の常(ですよね)なわけでして。
同じようなキャラクター造形の(?)少年を出してくる女性作家さんの作品としては、わたくしは*1ミヤベさんのほうが口に合う気がしています。
あさのさんは高村薫さんと同じニオイがするように思えます。
うまく表現できないんですが、「結局こういうのが好きなんやろー、んー?」って思われてそうというか。<この思考回路はなんだ。
大学生協の書評誌*2で学生さんと作者の対談企画、ってのがありまして、そこで2年ほど前に女子大生とあさのさんが語っていたんですけども、それを読んだ限りは「爽やかな少年の成長物語」としか思えなかったんですけどねー。


えーまあ、そんなこととは関係なく、ヤングアダルトレーベルっていうか、コバルト文庫あたりであさの作品は出していて欲しい感じがしました。
コバルトは今でも腐り気味なお嬢さん御用達なのかしらん?
夏と冬に東京方面へ遠征する後輩さんの本棚に「マリみて」が並んでいるのしか最近のコバルト文庫については分からないわけなのですが。
あ、講談社だったらX文庫もしくはホワイトハート文庫だね。

*1:単品萌え好きなのもあって。

*2:「読書のいずみ」