パニック寸前小説

パニック小説質問question:1179549041で思い出したんですが、タイトルがどうしても思い出せないでいたSF短編があります。
それを読んだのは個人の二次創作サイトで、今はもうありません。
しかも短編の登場人物をそのキャラクターに変換していたいわゆるパロディだったので、ストーリーは明確に覚えているのですがタイトルがわからない!
ストーリーも大筋はともかく細かいところは元の作品とは変わってしまっているのかな。


ところで、rikuzaiさまご推薦の「黄泉がえり」は、なるほどパニック以前小説ですね。
都市→国家全体が巻き込まれていくところや、「死者が黄泉がえる」原因なんてまさにSFそのもので大変好みでございました。
もう少し地域密着型ホラー的風味を付け加えると屍鬼(一) (新潮文庫)球形の季節 (新潮文庫)あたりになるのかな。パニックまで行かないですけども。


(件の小説については思い出したので畳んであります)

  • その晩の月はとんでもない明るさだった
  • 恋人に電話したら、恋人もおきていたので夜のデートに町へ繰り出すことにする
  • ファミレスに入って甘いものを食べたりする
  • あまりにも月が明るすぎないか?
  • もしかして…!
  • 同じファミレスにいた男も「明るすぎる月」の原因に気づいた様子で、周囲に大声で注意を促している
  • 店内がパニックになる前に二人手に手をとって逃げ出す
  • 夜の街は少しずつ恐怖が伝染していっているみたい
  • 終末までの時間を、二人で過ごすことにする
  • 深夜営業の酒店で缶詰やお酒を買い込んで、マンションに戻ることにする
  • 一点にわかに掻き曇り、大粒の小石と共に雨が降ってくる
  • まもなく「何もかもが破壊される」のに台風のときのように厳重に戸締りをする恋人
  • もしかして、「助かる」のか?

以下↓はお話のオチに近い内容。


実は太陽が超新星爆発し、それが原因で月がとても明るくなっているのだということ、また地球の裏側はそれにより黒焦げになってしまった(=間もなくこの街にも朝が来て燃え尽きてしまう)のだと思っていたけれどそうではなくて。


というお話でした。<追記>
思い出した!!
無常の月 (ハヤカワ文庫 SF 327)でした。