scientifically and ecologically correctな絵本が読みたい
- 作者: ジャン=リュックフロマンタル,ジョエルジョリヴェ,Jean‐Luc Fromental,Jo¨elle Jolivet,石津ちひろ
- 出版社/メーカー: ブロンズ新社
- 発売日: 2006/12/01
- メディア: ハードカバー
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ペンギンたちがこっちみんなw状態です。
ユーモア・エコ本とのことですが、なかなかグラフィックもしゃれていて楽しい。
サイズが大きいので子どもと並んで読み聞かせにも向いています。
でもね…中身がちょっとねえ…エコとか科学的なことには特に期待せずに借りたのですけども…
子ども向けとはいえもう少し正確な表現が欲しいよなあ…っと思うのでした。
以下は内容に触れつつのコメントなのでいちおうたたんでおきます。
1/1に家に宅配されてきた一羽のペンギン、翌日もまた一羽、また一羽…と毎日おうちにペンギンがやってきます。
送ってきてるのはいったい誰?目的は何?
100羽になるのは何日目?
12羽ひとまとめで収納(笑)するなら何箱必要?
立方体にするなら何羽×何羽?
「数学ができるとこんなとき便利だね!」ってパパ。
でも毎日増えつづけると大変!
部屋は汚れるし、えさ代だってばかにならない、一日で10万円以上かかっちゃうよ!
それに温度が上がるとペンギンたちもうるさくなっちゃうしね!
そうやってやって来た大晦日。
ペンギンの送り主であるところのエコロジストおじさんが現れて、蕩々と目的を説明してくれます。
ママ曰く「あいかわらず、訳の分からないユーモア!」
いやいやいや、それ、ユーモアじゃないですから!!!!
おかしいでしょう!
だって地球温暖化で南極の氷が減るからペンギンたちを助けるため北極に送る(ネタバレ)って!!!なにそれ!!!!!
壁に投げつけそうになりましたが図書館から借りた本なので、すんでの所で思いとどまりました。
大体北極に送ったら解決するって…訳!わか!らん!
で、めでたく364羽のペンギンたちをつれて去っていくエコロジストおじさん。
え…ワシントン条約でペンギンを動かせないから目立たないよう一羽ずつ送ったのに、おうちからはまとめて連れてっちゃうの?そこは問題ないの?
翌日また大きな箱が宅配されてきて、中から出てきたのは…ホッキョクグマ!
な ん だ そ れ。