今週のお題なんてのが始まってたのですね

なつかしの@diaryを思い出しました>ものすごくピンポイントに送信。
実ははてなダイアリーのトップを見たのは2ヶ月ぶりくらい。
ほんとにこのところハイクにしかアクセスしてなくて、はてなのほかのサービスからは隔絶されていた気分でした。(その閉じた感じが心地よかったのかもしれません)
もちろんその間にはいろいろいろいろ、あったのですが。
そしてそれについては必ず時間をとって書きたいとは思っているのですが。
日々の生活に忙殺されつつもどうにかこうにかちょっとしたことをハイクに書き留めてはいるのですが。
時間は飛ぶように過ぎ去っていくばかりです。


ただ、ハイクに書くにはちょっと長いことを考えていたのと、内容としては今週のお題に合致しているので、とりあえず「今、行きたい場所」について書こうと思います。


今、行きたい場所:10年以上前の札幌


小学生になった息子のため*1に、今週はお弁当を作っています。
おかずとごはんを詰めて、備忘録代わりにハイクへ写真とメニューをアップしているのですが、どうにも地味で華やかさが足りないのですね。
子ども自身の味の好みが地味なのもありますけど……
面倒だけれど、作ったお弁当を残さず食べてもらえるのは喜びでもあります。


10年以上前、生まれて初めて他人のために作ったお弁当は当時付き合っていた恋人と二人で食べるためのものでした。
お互いアウトドア系サークルに所属していたので出かけるといえばどこかへドライブに行くことが多く、行き先も食事処などろくにないような場所でもあり
食事は外で、あるいは車の中でコンビニで買ったお弁当やパンを食べるのがいつものことだったのです。
あるお出かけの前日、「お弁当を持っていこう!」と思いついたのはいいのですが
思いついたのは夜の10時、材料はそれなりにある*2けれどお弁当箱がない!
戸棚を探し回ってなんとかタッパーを確保し、2人分のおかずとごはんを詰めることができました。 
でも「あ、あの、わたし、お弁当作ってきたんだけど…(///)」的なキャラクタではなかったので、実際には淡々と
「よかったらこれ、たくさん作っちゃったし一緒に食べへん?」
とお昼どきに出すにとどまったのでした。
容器も中身もあまり見栄えのよくないお弁当に臆せず手を伸ばしてくれた彼は、何を思っていたのでしょうね。


当時と同じメニューを作っていて、ふとそのことを思い出したのです。
あの時の札幌にもしも行けるなら
本当は二人で食べたくて作ってたこと、
他人にお弁当を作るのが初めてだし準備不足だったから後で恥ずかしくなって、その後は作らなかったこと
でも作ってる時はとても楽しかったこと
を彼に伝えたいです。


ちなみに当時のメニューはうろ覚えだけど

  • ラップにくるんだふりかけおにぎり
  • 鶏肉入りの野菜炒め
  • ポテトサラダ
  • ゆで卵(卵の黄身をマヨネーズであえたもの)
  • ミニトマト

ってな感じでした。
今と全く代わり映えしない…
進歩がないです……




(蛇足)
もう、私だけでなく他の誰であっても、彼にお弁当を作ることはできないのですが。
毎年誕生日には彼のことを思い出していました。
でも、今年は年度末の慌しさにまぎれて思い返すことはなかったのです。
3日ほど経ってそのことに思い至り、なんだか自分にがっかりしてしまいました。
時間はそうやって積み重なっていくのでしょう*3けど、それでも。
急に断ち切られた関係は意外にも多くのものをわたしの中に残しているのかもしれません。

*1:学童保育所に通っているので、給食が始まらないうちはお弁当持参です

*2:あまり自炊をしないのに材料は買い込む大学生でした

*3:もちろんのこと、今の私には大事な人たちや守りたい存在がたくさんいるわけですから。