たのしいじかんとおいしいごはん

バスと地下鉄。
車内では本格ミステリを再読。
春を感じさせる陽気。
少しばかりの雨。
予想以上に小柄なブラックジャック先生。
その向こうで待ってくれているひと。
軽いジャブは今読んでいる本の話。
背の高いピルスナーグラス。
乾杯。
野菜メインのお料理を軽く注文。
上品なお料理に舌鼓。
お土産をネタにひとしきり盛り上がる会話。


そして、話す。話す。話す。
時間を惜しむわけではないけれど、
沈黙が辛いわけでもないけれど、
お互いの日々を知らないわけでもないけれど、
話を聞いて欲しいし、聞かせて欲しくなるのです。
所属や生活や、過ごしてきた時間に直接クロスするものがない二人だからこそ、
そういうものに囚われない会話を純粋に楽しめるのかもしれません。
はてなキーワードで繋がるくらいの、独特な出会いとゆるやかな関係に、それから、そんな相手に出会えた奇蹟に、心から感謝したいと思います。


お酒は二人ともビールと梅酒。
アルコールで滑らかになった舌。
ブログには書けない私生活。
それぞれの人生観。
それぞれの仕事感。
デザートはシェア。
幸せな時間もシェア。
お腹と心が満たされる感覚。
大阪と京都のシンデレラは21時がタイムリミット。
レッドカーペットを模した階段。


私信。
「また、来月か再来月に」と言ってもらえたとき、幸せすぎてしびれました。
たぶん、異性なら惚れてました。
今度は新しいメガネの話をしましょう。
ずっと見とれていたのに、話せなかったから。
それまでに私は自分のメガネをちょっとメンテしてあげたいと思います。