一人、見送るということ

大好きな高校野球の結果を見届けて
少しずつ小さくなり
夏の終わりに祖父は去っていきました。
やりたいことをして、やりたくないことはしないで、言いたいことを言って、最期まで祖母に甘えて。



人はその掌に多くの夢を握って生まれてくるのだといいます。
そして、最期の瞬間には指を開いて空へ昇っていくともいいます。
願いが叶うならば、その手で残されるものの涙を拭っていただけますよう。


そんな趣旨の、おそらくは定型文であろう司会のお姉さんのお言葉がとても心に響いたのでした。