ポイントプログラム
現在7歳は学童保育終了後、私の職場に来て一時間ほど過ごしています。
放っておくとおさるさんのごとくDSをやりたがる7歳に対抗すべく、DSポイント制度を導入しました。
ちょうど忘れ物が多くて困っていたので
- 忘れ物がなければ3ポイント
- 宿題をその日のうちに済ませたら1ポイント
- 時間割をその日のうちにあわせたら1ポイント
で、合計5ポイント到達すればDSを30分やってもいいというシステム。
ただし忘れ物を1つするごとに1ポイント減少してしまうのであります。
張り切ってた割にはなかなかたまらないし、私の職場に宿題を持ってくるのを忘れたりもするようなので、追加条件を設けました。
- チャレンジのテキストとドリルをやれば1ポイント
- お手伝いをすれば1ポイント
- ピアノの練習をすれば1ポイント
あまり減点法はしたくないのですが調子乗りですぐ言うことを聞かなくなるヤツなので
- 3回以上同じことを注意されたらマイナス1ポイント
- ウソついたらマイナス1ポイント
という2項目も加えました。
そうしたらちょうど今日、私の職場までまっすぐ来ずに寄り道をして保育園時代のお友達のおうち*1まで勝手に行っていたことが発覚。
ついにマイナスになってしまったわけです。
冷徹な母親であるところのわたくしがマイナスに達したことを告げると……泣く泣く。
「マイナスはやめてー>< むりやから>< ひかんといてー><」
半泣きだけならまだしも、白目剥いてにらむのは怖いからやめてもらえますかね……
よしわかった、じゃあ
「次は5ポイントじゃなくて6ポイントになったらDSやってもいいことにする」
「わー!それならできそう!」
…なぜそれで納得するのん?
チミ、もしかしてSF商法とかに引っかかっちゃうタイプじゃないかね。
しかもその後マイナスでもいいとか言い出しました。
なんでやねん。
まあしかし今のところそこそこ素直なかわいいヤツではありまする。
*1:自営業の店舗兼住宅なのでいつでも遊びに来ていいよ、とは言っていただいてるのですが
三回忌
夏の終わりは祖父と別れた季節、早いもので先日が三回忌となりました。
三度目ともなればごくごく身内だけの儀式なのでしたが、今回はお坊さんの指導により元気だった頃の祖父とのエピソードを順に話していくというイベントがありました。
10人あまりの近しい人々が話す「祖父と自分」のストーリーは、当然ながらそれぞれ異なった視点から描かれており、お互いに知らなかった彼の姿と彼への思いを共有するとともに、自分自身も当時とは違ってきていることを改めて認識させられることになったわけです。
あのときはこう話した、では今ならどういう風に応えるか?
そのことばを、南無阿弥陀仏に乗せて伝えつつ、私と会えなかったひ孫の成長をこれからも見せに来ることを誓いました。
息子を連れて週末ごとに病院に通ったあの日々を、新しい記憶の層で少しずつ塗り込めてきたし、これからも上塗りを重ねて行くのですね。
忘却には罪悪感が伴わなくもないですが、いずれ自分もそうやって忘れ去られるという事実があるわけで。
これからもいのちはそんなふうに連綿とつながり螺旋を上っていくのだから、とりあえずは一日一日を大切にしていきたいと思ったりするのです。
さよならcolor
日中は蒸し暑いけれども夜は冷え込むようになってきた今日この頃、4歳と4ヶ月を越えた最後のスナが旅立ちました。
彼らが住んでいたスペースでも空調管理をしてはいるのですが、それでも季節の変わり目はどことなく彼らの体調に負担をかけるようで、そういえば最後からふたりめのスナも冬と春の境目に天に召されたのでした。
仲間がいなくなって寂しい*1かと思いきや、けんかする相手もいないのでおっとりした性格だった最後のコはこれはこれでよかったようです。
腫瘍などもなく、夏毛で少しほっそりとはしていましたがマイペースにゆっくりと暮らせていたので、まあ大往生だったのではないかと思います。
先に行った仲間たちと一緒に楽しく過ごしているといいな。
もう当分、自宅でスナネズミと暮らすことはないかもしれません。
ありがとう、さようなら。
*1:今までのコたちは毛繕い相手がいないとわりと落ち込む様子でした
雲をつかむような出逢い
少し前のお話ですが、息子が7回目の誕生日を迎えました。
平日とはいえ夕方に予約もなし*1で大丈夫かな…と思いつつ
マカロンで有名な
エキュバランス - 茶山/ケーキ [食べログ]
にお誕生日ケーキを買いにでかけました。
バターの香りがふわんと漂う店内に足を踏み入れると予想通りホールケーキどころかロールケーキもシフォンケーキも売り切れ、
ショーケースに並ぶカットされたケーキも数少なくなってる頃あいでがっかり…
仕方がないから別のお店に行こうと思ったのですが、ふとレジ横の焼き菓子が目に入りました。
カヌレやキッシュ、ブリオッシュもおいしそう…と思ったら
数年前から憧れ続けていたミルリトンがありました!
実ははずかしながら私、この瞬間までミルリトンが実在することすら知らなかったのです。
というのも
夜に猫が身をひそめるところ Think―ミルリトン探偵局シリーズ〈1〉 (ちくま文庫)
- 作者: 吉田音
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世界でいちばん幸せな屋上 Bolero―ミルリトン探偵局シリーズ〈2〉 (ちくま文庫)
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で存在を知ってはいたものの、虚実織り交ぜた素敵世界を構築なさるクラフトエヴィング商會の作品内で「とんでもなくおいしいらしいお菓子」となっていれば
いやこれは現実に存在しない幻のお菓子なのかもしれない…と思っても仕方がないでしょう?でしょう?
で、ほくほくしながら購入。一個250円でした。
サクサクのパイ生地と粉糖の下にはしっとりした生地。オレンジの香りが鼻に抜けます。
かなり甘いけど大きさが適度なのと、このオレンジ風味*2がさわやかでしつこさはありません。
ノンシュガーのアイスカフェオレと一緒にいただきましたが、アールグレイのアイスティーがあいそうかも!
で、結局7歳のお誕生日ケーキはというと、フルーツタルトになりまして。
ちなみにこちらは一乗寺の人気店
豆乳・アレルギー対応ケーキなら京都一乗寺のむしやしない
にて購入したものでした。
来年はもう少しちゃんと準備したいものです。
お誕生日おめでとう!
今はどうなっているんだろう
ミステリを引用しますが、本筋とは関連しないエピソードなのでネタバレなしです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090820-00000514-san-spo
のニュース。
- 作者: 東野圭吾
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の登場人物、末長睦美を思い出してブクマしたのですが、
性同一性障害と思っている方が多くてあれれ、ってなりました。
想像ですが、おそらくは半陰陽を疑われているのでしょうね。
現在の正確なソースにあたらずに書きますが*1、
少なくともこの本が書かれた2001年の時点ではPCRでY染色体*2を検出しています。
それでも睾丸と卵巣の双方を持っている真性半陰陽の彼女の場合は検出されないのです。
組織としては存在するので、男性ホルモンが分泌されその結果肉体は男性化する…
セメンヤ選手と同様、作中の末長選手も急激な記録の伸びを見せています。
それでも
現在のセックスチェックでは真性半陰陽を見つけ出すことはできないんです。自己申告に頼るしかない。
ということです。
そして、真性半陰陽は先天性の病気と定義されているということです。
それを「知ってしまった」のなら周りの人間がすべきことは結果を出させることではなくて治療をさせるべきではないのか、という意見。
一方で、病気ではあるが男性ホルモンにより肉体能力を女性以上に高められるというのは「足が速い」というのとある意味では同義の遺伝的能力なのではないか、という疑問。
どちらが正しいとか間違っているとか、当事者でない私は述べるべき言葉を持っていませんが
性や健康、正常といった言葉はいつだって明確に線引きされている物ではない、むしろぼんやりとしたグラデーションで存在している場合のほうがよほど多いのだろうなと思います。
というわけで引用多数でそろそろ怒られそうなんですがセックスチェックとは
男性ホルモンを大量に作り出せて、なおかつその影響を受けている者は女性として認めない
とのことでした。
今回の件がどうなるのかはまだ分かりませんが、チェックの結果が出る数週間は試合に関係した誰にとっても居心地の悪い物になりそうです。
なにより、本人は女の子として育ってきているということ、「彼女の人間としての問題」であるということが
セメンヤは圧勝にも笑顔を見せず、記者会見も欠席。
この一文に凝縮されていると思います。
ほんでここまで書いてもういちどヤフーニュースを見たら、もっと詳しいお話*3がありましたね。
今週のお題なんてのが始まってたのですね
なつかしの@diaryを思い出しました>ものすごくピンポイントに送信。
実ははてなダイアリーのトップを見たのは2ヶ月ぶりくらい。
ほんとにこのところハイクにしかアクセスしてなくて、はてなのほかのサービスからは隔絶されていた気分でした。(その閉じた感じが心地よかったのかもしれません)
もちろんその間にはいろいろいろいろ、あったのですが。
そしてそれについては必ず時間をとって書きたいとは思っているのですが。
日々の生活に忙殺されつつもどうにかこうにかちょっとしたことをハイクに書き留めてはいるのですが。
時間は飛ぶように過ぎ去っていくばかりです。
ただ、ハイクに書くにはちょっと長いことを考えていたのと、内容としては今週のお題に合致しているので、とりあえず「今、行きたい場所」について書こうと思います。
今、行きたい場所:10年以上前の札幌
小学生になった息子のため*1に、今週はお弁当を作っています。
おかずとごはんを詰めて、備忘録代わりにハイクへ写真とメニューをアップしているのですが、どうにも地味で華やかさが足りないのですね。
子ども自身の味の好みが地味なのもありますけど……
面倒だけれど、作ったお弁当を残さず食べてもらえるのは喜びでもあります。
10年以上前、生まれて初めて他人のために作ったお弁当は当時付き合っていた恋人と二人で食べるためのものでした。
お互いアウトドア系サークルに所属していたので出かけるといえばどこかへドライブに行くことが多く、行き先も食事処などろくにないような場所でもあり
食事は外で、あるいは車の中でコンビニで買ったお弁当やパンを食べるのがいつものことだったのです。
あるお出かけの前日、「お弁当を持っていこう!」と思いついたのはいいのですが
思いついたのは夜の10時、材料はそれなりにある*2けれどお弁当箱がない!
戸棚を探し回ってなんとかタッパーを確保し、2人分のおかずとごはんを詰めることができました。
でも「あ、あの、わたし、お弁当作ってきたんだけど…(///)」的なキャラクタではなかったので、実際には淡々と
「よかったらこれ、たくさん作っちゃったし一緒に食べへん?」
とお昼どきに出すにとどまったのでした。
容器も中身もあまり見栄えのよくないお弁当に臆せず手を伸ばしてくれた彼は、何を思っていたのでしょうね。
当時と同じメニューを作っていて、ふとそのことを思い出したのです。
あの時の札幌にもしも行けるなら
本当は二人で食べたくて作ってたこと、
他人にお弁当を作るのが初めてだし準備不足だったから後で恥ずかしくなって、その後は作らなかったこと
でも作ってる時はとても楽しかったこと
を彼に伝えたいです。
ちなみに当時のメニューはうろ覚えだけど
- ラップにくるんだふりかけおにぎり
- 鶏肉入りの野菜炒め
- ポテトサラダ
- ゆで卵(卵の黄身をマヨネーズであえたもの)
- ミニトマト
ってな感じでした。
今と全く代わり映えしない…
進歩がないです……